2009.04.17 Friday
いつも降りているランディング場所は安全!?
決められたランディング場に降りる・・・。それは、パイロットとしての義務のようにも思えるが、それは絶対に遂行しなければならないことではない。
パラパークでのランディングに関していえば、北風が西風が強めのときは、風上側に位置する呉弥山から影響により、ランディング上空は非常に乱れる。
次のHPでも紹介したことがあるので、ぜひご参考にしていただきたい。
http://hiyarihatto.birds-para.com/?eid=11206
だけれども、パイロットには次のような心理が働く。
1、いつも降りているから安心
2、歩かなくてもいい
3、吹流しが弱い風に見える
4、降りている人もいるし・・・
5、北風のときに降りたことがあるから大丈夫
6、荒れているランディングに降りる練習をしているから大丈夫
etc・・・・・
上記のような判断で、風上側に山のあるランディングポイントを選んでいませんか?
人は時々、楽な方へと流されがちだが、上記1〜4のような何の根拠もない判断でいつも降りている場所に降りることは非常に危険である。1〜4のような判断でいつものランディングに降りているとすれば、その方は自分自身で正しい観察と状況判断ができていないので、管理された環境でのフライトが必要だと思う。そして正しい判断ができるパイロットへの勉強が必要だ。
また、5〜6の判断をしてしまう方は、危ないと知りながらメインランディングに降りようとするので、管理者が危険と言ってもいうことを聞かないタイプである。自分では無理をしていないと思っていても、窮地に立たされたときに、つい過去の経験からできると思って、限界を超えてしまう危険性がある。
ひとつ覚えておいていただきたいのだが、どんな自然条件の中でも安全に飛べる翼はないし、どんなローターでも潰さず安全に飛ぶテクニックはない。ベテランパイロットともなれば、最高のテクニックを駆使して飛んでいるように思われがちだが、決してそうではない。自分の技術を過剰評価することなくむしろ控えめに自分の能力を分析していて、自分の技術レベルにあったコンディションの中で飛んでいるのである。
常に自分の力を100%出して飛ぶのではなく50〜60%の力で余裕を持って飛んでいるのである。乱れた空域に入っても80%くらいの集中力でコントロールし、残り20%で「アウトランできる場所があるか?緊パラを投げるタイミングにそなえてよう・・・、ツリーランするのに適した木はどこがいい・・・」ということを同時に考えている。そこには、可能性があるのならメインランディングに降りて、自分の能力を超えそうならばすぐにでもあきらめるという、選択肢を常に持っている。
今一度、思い出してほしい。ランディングでの一番大切な目標は、「Happy Landing」である。「Happy Landing」するために何が必要か・・・?
メインランディングに降りることでもなくカッコ良く降りることでもない。アウトランしてもいいし、ツリーランだって身を守る上でなくてはならない選択肢だ。乱れた風に出会ったとしても「Happy Landing」することを第一に考えられるパイロットになっていただきたい。
パラパークでのランディングに関していえば、北風が西風が強めのときは、風上側に位置する呉弥山から影響により、ランディング上空は非常に乱れる。
次のHPでも紹介したことがあるので、ぜひご参考にしていただきたい。
http://hiyarihatto.birds-para.com/?eid=11206
だけれども、パイロットには次のような心理が働く。
1、いつも降りているから安心
2、歩かなくてもいい
3、吹流しが弱い風に見える
4、降りている人もいるし・・・
5、北風のときに降りたことがあるから大丈夫
6、荒れているランディングに降りる練習をしているから大丈夫
etc・・・・・
上記のような判断で、風上側に山のあるランディングポイントを選んでいませんか?
人は時々、楽な方へと流されがちだが、上記1〜4のような何の根拠もない判断でいつも降りている場所に降りることは非常に危険である。1〜4のような判断でいつものランディングに降りているとすれば、その方は自分自身で正しい観察と状況判断ができていないので、管理された環境でのフライトが必要だと思う。そして正しい判断ができるパイロットへの勉強が必要だ。
また、5〜6の判断をしてしまう方は、危ないと知りながらメインランディングに降りようとするので、管理者が危険と言ってもいうことを聞かないタイプである。自分では無理をしていないと思っていても、窮地に立たされたときに、つい過去の経験からできると思って、限界を超えてしまう危険性がある。
ひとつ覚えておいていただきたいのだが、どんな自然条件の中でも安全に飛べる翼はないし、どんなローターでも潰さず安全に飛ぶテクニックはない。ベテランパイロットともなれば、最高のテクニックを駆使して飛んでいるように思われがちだが、決してそうではない。自分の技術を過剰評価することなくむしろ控えめに自分の能力を分析していて、自分の技術レベルにあったコンディションの中で飛んでいるのである。
常に自分の力を100%出して飛ぶのではなく50〜60%の力で余裕を持って飛んでいるのである。乱れた空域に入っても80%くらいの集中力でコントロールし、残り20%で「アウトランできる場所があるか?緊パラを投げるタイミングにそなえてよう・・・、ツリーランするのに適した木はどこがいい・・・」ということを同時に考えている。そこには、可能性があるのならメインランディングに降りて、自分の能力を超えそうならばすぐにでもあきらめるという、選択肢を常に持っている。
今一度、思い出してほしい。ランディングでの一番大切な目標は、「Happy Landing」である。「Happy Landing」するために何が必要か・・・?
メインランディングに降りることでもなくカッコ良く降りることでもない。アウトランしてもいいし、ツリーランだって身を守る上でなくてはならない選択肢だ。乱れた風に出会ったとしても「Happy Landing」することを第一に考えられるパイロットになっていただきたい。