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BIRDSヒヤリハットノート

パラグライダーは楽しいスポーツですが、ひとつ間違えると危険な目にあいます。ヒヤッとしたこと、ハッとした体験談を皆で共有し、問題解決を考え、安全対策を行っていただきたこうという目的で立ち上げました。

どうぞヒヤリハット体験談や事故の目撃情報を下記メールアドレスまでお寄せください。
info@birds-para.com
ヒヤリハットに関するコメントもお待ちしております。たくさんのご意見をお願いします。
そして事故撲滅に役立てていこうではありませんか!
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風が変わりやすい日の注意
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     2008年3月2日。この日は朝からガスがかかっていた。秋ならば穏やかな一日となる確率が高いが、季節はやっぱり春。油断していると、風の変化を見落としてしまう。その見落としたその間に、刻々と変化し、少しの前触れから大きく変貌する。まさに、そんな感じがする一日だった。
     また、2月は本当に飛べる日が少なく、特に週末は毎週のように雪…。久しぶりの人が多いという予想も当たり、たくさんの方がお集まりに。どのように安全にフライトを終了することができるか…。みんなの意識にかかっている。

     まずは12時過ぎ。穏やかな風の時間が順調に過ぎていく。しかし、突然、3m/sのブローが吹いてきた。3m/sは普通問題ないが、0m/sから3m/sの突風が見落としてはいけないところ。
    しばらくして、東風が強くなりランディング上の低空でバサッと潰れる機体があった。やっぱり、あのブルーが前兆だったと確信。
     「ブローが吹いていますよ」とか、状況の変化を知らしても、聞き手がその気になっていないものだから、風が変化しているにもかかわらずテイクオフしてしまう…。すぐに降りてと言って、無事降りれてよかったが、「そんなこと言ってたっけ」と言われてがっくり。言われているからフライトをやめるとか、オープンしているから飛べるとか、他人任せで判断するスポーツではないですが、自分で判断する分、しっかり観察をし、それが安全に飛べる風かを自分の技術と天秤にかけて判断しなければならない。

    日中は東風が強くて誰も飛ばず。その後、期待どおりに西風が徐々に押してきて、3時ごろ、西風と東風とのコンバージェンスを作り、それがアーベントのようにどこでも上がるコンディションとなる。タイミングよくダミーが出て、それに続けとみなフライト。結構楽しい時間が長続きした。でも後半は少し渋くなって、前半飛んだ方は高い高度でルンルン、あとから出た人はテイクオフ付近でじたばたと苦しそうにソアリング。上げたいが上がらなくて一生懸命飛んでいる人はきっと「自分はすぐにおりるまい、何とかして上げ直してやる」と、強く思っていたことと思う。3時までは東風が強く入っていたことを忘れて・・・。
    アーベントでどこでも上がる、ということは、空気が全部上空へ行ったということ。通常ならサーマルがありシンクがあり、空気が上層と下層で対流しているのだが…アーベントは上に行きっぱなし。ということは上空に行って冷えた空気はどこに行ったのだろうか?いやいやどこにも行っていない。裏にいこうにも東風に押されて、下からはアーベントで突き上げられ、上にたまっていただけだったのだろう。そしてアーベントの後半、上昇気流が弱くなってきたら上空にたまっていた冷えた空気がザーっと降りてきたのだ。

    その時、ほとんどの人が楽しい時間がいつまでも続くかのような錯覚に陥っていたのだろう。ほとんどの方が気がつくのが遅かったようで、あたふたあたふたしていた。ランディングの順番争いまで繰り広げられて・・・。

    下降気流が強く吹いているのに、ランディングにとどかそうと必死に万歳しているもの、そこで潰れたらどうするの!っと、危なく思えた。
    また、順番通りにと東風で池の上空に行く人もいたが、東風がバックするほど強くなったりすることはないと思っての行動だと思う。しかし、それは甘い判断。
     過去に、やっぱりそれは春の出来事だったが、高度が500m以上あるのだが、いつも通りポジションを取っていたら、どんどん強くなる東風に流され、東に向いてもホバーリング。潰れそうになるのでブレークコントロールをするとバックする…。そして、池の対岸の林にツリーラン…。高圧線でなくてよかったとホッとしたのを思いだした。

    アーベントは本当に夢のような時間を楽しませてくれる。しかし、いつまでもその夢のような時間が続くことはない。今のコンディションが時間経過と共にどのように変化するか予測が必要。楽しいフライトの最中においても、決して油断することなくフライトしてほしい。

    | 風・乱気流 | 21:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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