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BIRDSヒヤリハットノート

パラグライダーは楽しいスポーツですが、ひとつ間違えると危険な目にあいます。ヒヤッとしたこと、ハッとした体験談を皆で共有し、問題解決を考え、安全対策を行っていただきたこうという目的で立ち上げました。

どうぞヒヤリハット体験談や事故の目撃情報を下記メールアドレスまでお寄せください。
info@birds-para.com
ヒヤリハットに関するコメントもお待ちしております。たくさんのご意見をお願いします。
そして事故撲滅に役立てていこうではありませんか!
安全なフライトとは
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    今の風で飛んだら安全ですか?
    という質問を受けることがある。自分自身が飛ぶ場合は安全に飛ぶ自信はあるが、質問をした方が安全に飛べるかどうかは疑問である。

     安全とは自分自身で作るもので、人間がかかわる以上、そこにはヒューマンファクターの要素がかかわってくる。つまり人間はミスを犯しやすい生きものだということ。

     仮に私が「安全に飛べる風だ」と、断言してしまうと、それを聞いた人はどのような気持ちで飛ぶだろう。安心しきって注意力をなくして、思いっきり自由に飛ぶ・・・という方も出てくると思う。ほとんどの方は安心しきって注意散漫で飛ぶようなことはしないと思うので事故にはならないと思うのだが、たまにアクシデントを起こしてしまう方もいる。だから、私は安全に飛べる風だとは断言できない。

     
     見るからに風が強い時でも安全であるのがわかりきっているかのように、皆の心配をよそに素早く決心してテイクオフして、それで全く揺れることなく安全に飛ぶ達人のような人がエリアには必ず一人くらい入る。その達人が飛んだからといって、まねして飛ぼうものなら、やっぱり怖い目にあった経験をした人も少なくないのではないだろうか?でも、達人は飛びおえた後何事もなかったようにケロッとしている。何が違うのだろう。
     その達人のような人は、同じ風を見ても飛べるかどうかという判断はもちろん、抑えるべきポイントをしっかり押さえることが出来ているのだと思う。飛べるかどうかというより、ある風での陥りやすい傾向と対策が出来ているので、多少揺れたり潰されたりしても、その場所は山や地面からの余裕の高度があり、立て直す余裕がある、いわば想定内の出来事なのである。
     達人が飛んでいるのを見て安全だと思って飛ぶ人は、達人並みの観察力と判断力がなければ、強い風や強いサーマルコンディションの中で飛ぶと怖い思いをしてしまうのである。達人は乱れたコンディションであろうと、それを想定内と判断し揺らさないで飛んでいるのだから、そこへ揺れない風だと思ってくる方は傾向と対策が出来ていないわけだから、想定外のことが起こるわけだから怖いはずである。安定していると思って飛ぶ人が、激しいサーマルのコンディションで飛んでしまうということは無防備で危険この上ない。

     空を飛ぶということはいったんテイクオフしてしまったあと地上に足がつくまで飛び続けなければならない。どんなに揺れようが乱れようが潰れようが、足がつくまでコントロールしなければならない。あきらめたり身体がフリーズしたりしてはおしまいだ。

     そうならないために、まず、安全なフライトは自分自身にかかっている、ということをしっかりと肝に銘じなければならない。どんなに穏やかな大気であっても、パイロット次第で安全にも危険にもなる。
     安全なフライトとは、そのコンディションの中で傾向と対策のポイントを出来てこそナセル技だと思う。そのポイントを抑えたうえでサーマルソアリングや高度な技術に挑戦すると、とても楽しく安全にフライトを行うことが出来る、、、と思う。
    | その他 | 00:46 | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |
    いつも降りているランディング場所は安全!?
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       決められたランディング場に降りる・・・。それは、パイロットとしての義務のようにも思えるが、それは絶対に遂行しなければならないことではない。

       パラパークでのランディングに関していえば、北風が西風が強めのときは、風上側に位置する呉弥山から影響により、ランディング上空は非常に乱れる。
       次のHPでも紹介したことがあるので、ぜひご参考にしていただきたい。
      http://hiyarihatto.birds-para.com/?eid=11206

       だけれども、パイロットには次のような心理が働く。

        1、いつも降りているから安心
        2、歩かなくてもいい
        3、吹流しが弱い風に見える
        4、降りている人もいるし・・・
        5、北風のときに降りたことがあるから大丈夫
        6、荒れているランディングに降りる練習をしているから大丈夫

          etc・・・・・

       上記のような判断で、風上側に山のあるランディングポイントを選んでいませんか?

       人は時々、楽な方へと流されがちだが、上記1〜4のような何の根拠もない判断でいつも降りている場所に降りることは非常に危険である。1〜4のような判断でいつものランディングに降りているとすれば、その方は自分自身で正しい観察と状況判断ができていないので、管理された環境でのフライトが必要だと思う。そして正しい判断ができるパイロットへの勉強が必要だ。

       また、5〜6の判断をしてしまう方は、危ないと知りながらメインランディングに降りようとするので、管理者が危険と言ってもいうことを聞かないタイプである。自分では無理をしていないと思っていても、窮地に立たされたときに、つい過去の経験からできると思って、限界を超えてしまう危険性がある。

       ひとつ覚えておいていただきたいのだが、どんな自然条件の中でも安全に飛べる翼はないし、どんなローターでも潰さず安全に飛ぶテクニックはない。ベテランパイロットともなれば、最高のテクニックを駆使して飛んでいるように思われがちだが、決してそうではない。自分の技術を過剰評価することなくむしろ控えめに自分の能力を分析していて、自分の技術レベルにあったコンディションの中で飛んでいるのである。
       常に自分の力を100%出して飛ぶのではなく50〜60%の力で余裕を持って飛んでいるのである。乱れた空域に入っても80%くらいの集中力でコントロールし、残り20%で「アウトランできる場所があるか?緊パラを投げるタイミングにそなえてよう・・・、ツリーランするのに適した木はどこがいい・・・」ということを同時に考えている。そこには、可能性があるのならメインランディングに降りて、自分の能力を超えそうならばすぐにでもあきらめるという、選択肢を常に持っている。

       今一度、思い出してほしい。ランディングでの一番大切な目標は、「Happy Landing」である。「Happy Landing」するために何が必要か・・・?
       メインランディングに降りることでもなくカッコ良く降りることでもない。アウトランしてもいいし、ツリーランだって身を守る上でなくてはならない選択肢だ。乱れた風に出会ったとしても「Happy Landing」することを第一に考えられるパイロットになっていただきたい。
      | ランディング | 09:09 | comments(80) | trackbacks(0) | - | - |
      ラインの絡み
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        5月18日、タンデムフライトを無事終えたが、今回は反省点がある。
        それは、決してサポートしてくださった方が悪いのではなく自分自身が悪いことなのだが、このような流れになると失敗に陥りやすいのではないかというところがあるので、ぜひお気を付けいただきたいことがある。

        それはラインの絡みである。何年もラインが絡んだ状態での飛行はない。それは念入りに自分自身の目で確認しようとする習慣がついていたからだと思うのだが、今回は次のような流れでいつものようにラインチェックしなかった。

        最初、リバースが出来そうな風だった。クラブの方たちによるラインチェック。いつもなら、皆さんのチェックの後でもう一度私がチェックするのだが、リバースでチェックするので、「まっいいか」という考えになってしまった。しかし、風は弱くなりフロントへ変更。この時点では自分自身によるチェックをしていないことなどすっかり忘れている。
        一回め、フロントライズアップで右に傾き取りやめ。



        すぐにサポートの方たちが広げてくれるので、ラインが絡んでいるとは全く思っていなかった。=立ち上がってラインの異常があれば教えてくれると思っていた。

        そして、風もいいのでリバース。このときも絡んでいたのだが、取りやめたことによるプレッシャーからか絡みが見えなかった。

        立ち上げ完了し走り出したら右へ流された。このときもいつものサイドの風が吹いたので右に流されたと考えてしまった。

        そして空中で、ラインの絡みを指摘され初めて気がついた。


        ライズアップの写真で見ると、確かに絡んでいる。一回めの傾いて取りやめた際に、なぜ、周りの人は気がつかなかったのだろうとと、嫁さんに相談してみた。すると、絶対失敗するはずがないと、周りの人が思っているからだと。

        イントラも人間だし失敗することがある。過去、イントラの方も初歩的なミスをされている事故があった。

        パイロットの心理と周囲の心理。どちらにも甘えるようなことがなければ、失敗を未然に防ぐことができるのかもしれない。





        ラインの絡みを知らされたおかげで、慎重にフライトし、ハードなコンディションにもかかわらず、タンデムのお客様にも全く気づかれることなく無事終了することができた。
        | 装備に関すること | 18:21 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
        風が変わりやすい日の注意
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           2008年3月2日。この日は朝からガスがかかっていた。秋ならば穏やかな一日となる確率が高いが、季節はやっぱり春。油断していると、風の変化を見落としてしまう。その見落としたその間に、刻々と変化し、少しの前触れから大きく変貌する。まさに、そんな感じがする一日だった。
           また、2月は本当に飛べる日が少なく、特に週末は毎週のように雪…。久しぶりの人が多いという予想も当たり、たくさんの方がお集まりに。どのように安全にフライトを終了することができるか…。みんなの意識にかかっている。

           まずは12時過ぎ。穏やかな風の時間が順調に過ぎていく。しかし、突然、3m/sのブローが吹いてきた。3m/sは普通問題ないが、0m/sから3m/sの突風が見落としてはいけないところ。
          しばらくして、東風が強くなりランディング上の低空でバサッと潰れる機体があった。やっぱり、あのブルーが前兆だったと確信。
           「ブローが吹いていますよ」とか、状況の変化を知らしても、聞き手がその気になっていないものだから、風が変化しているにもかかわらずテイクオフしてしまう…。すぐに降りてと言って、無事降りれてよかったが、「そんなこと言ってたっけ」と言われてがっくり。言われているからフライトをやめるとか、オープンしているから飛べるとか、他人任せで判断するスポーツではないですが、自分で判断する分、しっかり観察をし、それが安全に飛べる風かを自分の技術と天秤にかけて判断しなければならない。

          日中は東風が強くて誰も飛ばず。その後、期待どおりに西風が徐々に押してきて、3時ごろ、西風と東風とのコンバージェンスを作り、それがアーベントのようにどこでも上がるコンディションとなる。タイミングよくダミーが出て、それに続けとみなフライト。結構楽しい時間が長続きした。でも後半は少し渋くなって、前半飛んだ方は高い高度でルンルン、あとから出た人はテイクオフ付近でじたばたと苦しそうにソアリング。上げたいが上がらなくて一生懸命飛んでいる人はきっと「自分はすぐにおりるまい、何とかして上げ直してやる」と、強く思っていたことと思う。3時までは東風が強く入っていたことを忘れて・・・。
          アーベントでどこでも上がる、ということは、空気が全部上空へ行ったということ。通常ならサーマルがありシンクがあり、空気が上層と下層で対流しているのだが…アーベントは上に行きっぱなし。ということは上空に行って冷えた空気はどこに行ったのだろうか?いやいやどこにも行っていない。裏にいこうにも東風に押されて、下からはアーベントで突き上げられ、上にたまっていただけだったのだろう。そしてアーベントの後半、上昇気流が弱くなってきたら上空にたまっていた冷えた空気がザーっと降りてきたのだ。

          その時、ほとんどの人が楽しい時間がいつまでも続くかのような錯覚に陥っていたのだろう。ほとんどの方が気がつくのが遅かったようで、あたふたあたふたしていた。ランディングの順番争いまで繰り広げられて・・・。

          下降気流が強く吹いているのに、ランディングにとどかそうと必死に万歳しているもの、そこで潰れたらどうするの!っと、危なく思えた。
          また、順番通りにと東風で池の上空に行く人もいたが、東風がバックするほど強くなったりすることはないと思っての行動だと思う。しかし、それは甘い判断。
           過去に、やっぱりそれは春の出来事だったが、高度が500m以上あるのだが、いつも通りポジションを取っていたら、どんどん強くなる東風に流され、東に向いてもホバーリング。潰れそうになるのでブレークコントロールをするとバックする…。そして、池の対岸の林にツリーラン…。高圧線でなくてよかったとホッとしたのを思いだした。

          アーベントは本当に夢のような時間を楽しませてくれる。しかし、いつまでもその夢のような時間が続くことはない。今のコンディションが時間経過と共にどのように変化するか予測が必要。楽しいフライトの最中においても、決して油断することなくフライトしてほしい。

          | 風・乱気流 | 21:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          ラインの絡み
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            ラインが絡んでいました。初級機であることや穏やかだったということからランディング場内に無事降りることが出来ました。
            ラインは絡みというよりも、硬く結んだ状態になっていました。こうなっては解けません。通常のフライトは無理なので安全に対処する必要があります。
            安全に対処というのは、ランディングを意味するわけではありません。手が緊張して少し引いただけで失速してしまう場合もあります。
            早く降りたいという衝動に駆られますが、ビッグイヤーをすることで失速になる場合もあります。

            「ランディング場内に降りなきゃ!」や「早く降りたい!」という焦りが生じますが、焦らず冷静になって、まず第一に考えることは無事故。
            ですからちょっと操作しただけで失速するのならレスキューパラシュートを投げたり、ツリーランディングを判断しなければなりません。
            体重移動や操作が可能な場合、ランディングディレクターの指示通りしてもらえれば、安定した大気であればランディングを試みてても、ほとんどの場合が無事にフライト終了することができています。ランディングディレクターは無理なターンを決してしないように注意を促します。急な操作でないとランディング場内に入れないくらいなら、アウトサイドを勧めます。
            しかし、ここで注意しなければならないのは、誘導慣れしていないパイロットの方です。ラインの絡みからパイロットの方による事故も報告されています。
            それは、ランディングディレクターからの指示はアウトランだったのに、いつもどおりのターンをしてランディングに進入しようとしてブレークを引いた瞬間失速。高度がなかったので地面にクラッシュ・・・!パイロットは安全に判断できなければいけないはずなのに、ましてやアドバイスがあってっもそれを重要として考えず受け流してしまった結果の事故、考え物です。
            ラインの絡みにより大きくひしゃげた
            また、次のような事例もあります。
            頭上安定後、まさに加速してテイクオフしようとしていたパイロットのラインが絡んでいるのを発見した人がいました。その人は「ラインが絡んでいる!」と大声で叫んだ。すると、パイロットは加速体制をやめようとした。しかし、もう揚力がついていたため体が振られながら足が離れてしまった。キャノピーはバランスを失いテイクオフ横の木にツリーラン。
            周囲の人間も冷静に見守らなくてはいけません。テイクオフ前の異常の発見は頭上安定までに言ってあげるようにしましょう。親切で言ったことが、逆にパイロットにパニックを与えることになりかねません。
            もし、頭上安定後にラインの異常を発見したら、加速までに言ってあげる。加速に入っている場合は離陸してから教えてあげると良いでしょう。
            といっても、そもそも頭上安定で異常を感じ、取り止めができるようにしておくことがパイロットにとって必要なことです。

            ラインの絡みはよく起こしてしまう方もいれば、年間を通して全く起こさない方もおられます。ラインの絡みを起こしてしまう原因がどこかにあるのでしょう。
            ラインチェックの方法を見直すことも重要ですが、もし絡んだとしても安全第一を冷静に考えることができるようにしておいてください。頭上安定時に異常を感じ取りやめる、アウトランする、レスキューパラシュートを投げる、いろいろ無事故で終わる方法はあります。最善の方法を選択できるようにしておきましょう。
            | 装備に関すること | 09:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |